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スギ(杉)・ヒノキ(檜)

スギ(杉)は日本固有の針葉樹。スギの木材は一般的に柔らかく曲げやすいので船や樽などの生活用品にもよく使われていますが建築資材として、昔から重宝されてきました。

ヒノキ(檜)はヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹。ヒノキの木材はとても良い香りです。表面が美しく耐久性に優れているために昔から「高級な材木」の代名詞にもなっています。

奈良県吉野産 スギ・ヒノキ効果 (実験結果)

カビが繁殖しにくい

精油を混ぜた寒天培地にカビを植え付けても奈良県産のスギの精油では7日間も繁殖しなかった。

ダニの侵入を阻止

一般的なカーペットでは96%だったダニの侵入率も、県産スギ・ヒノキ精油を含んだ濾紙では0%でした

大腸菌が繁殖しない

精油を混ぜた寒天培地では奈良県産スギ材のみが大腸菌の生育を完全に阻止できました。

紫外線を防ぐ

奈良県産・他県産のスギ、ヒノキ いずれの木の板材もほぼ完全にシャットアウト

インフルエンザウイルスに木粉を混ぜた実験では、スギよりヒノキの方が感染力を弱める効果が高かったという結果が得られています。

最高級の建築材として知られる奈良・吉野のスギとヒノキ材には他県産の木材よりもダニや大腸菌抑制効果が高いことが、奈良県が行った2017年の比較実験で分かりました。

奈良県は木の持つ健康効果に着目し、専門機関に依頼してカビ大腸菌ダニインフルエンザウイルス紫外線の5項目について調査をされています。

調査方法は日本最古の人工林「吉野林業地域」の同県川上村で育った樹齢100年のスギ・ヒノキ材と他県産の樹齢30~40年のスギ・ヒノキ材をそれぞれ板、木粉、精油に加工し、カビや細菌の生育・抑制状況を比較するというものです。

奈良県は「県産のスギやヒノキ材を建物の内装やまな板などに使うと、アレルギー疾患や食中毒を抑えられる可能性がある」と期待しています。

ただ、なぜ奈良の木に優れた効果があるかは不明で、県は今後さらに比較実験を続けるそうです。実験の検証に携わった京都大の金山公三教授(木材利用学)は、「研究が進んで奈良の木のメカニズムが解明されれば、将来的には『健康にいい木』の育て方にも踏み込めるだろう」とお話しされていました。

 

肌の感触では、ヒノキは冷たく、スギはほんのり温かい木材です。当社ショールームにて実感してみませんか?

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