珪藻土
一般的な珪藻土で塗られた壁の写真
珪藻土は、藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物である。
ダイアトマイトともいう。珪藻の殻は二酸化ケイ素でできており、珪藻土もこれを主成分とする。 珪藻が海や湖沼などで大量に増殖し死滅すると、その死骸は水底に沈殿する。死骸の中の有機物の部分は徐々に分解されていき、最終的には二酸化ケイ素を主成分とする殻のみが残る。
(ウィキペディアより)
この珪藻土が実はとてもカラダにいい、壁材ですので、自然素材にこだわる方におすすめです。
調湿できる
最大の特長は調湿できる点です。
調湿とは部屋の湿度状況によって、湿気を吸収したり放出したりしてくれる現象のことです。これらを可能にしているのは珪藻土に空いている無数の小さな穴。これらが湿気を自動で吸ったり出したりしています。
穴の直径は2~50ナノメートル(ナノメートル=10億分の1メートル)で肉眼ではほぼ見えません。穴の数は脱臭などの効果があるとされる木炭の5000~6000倍と いわれています。
住む人にとって夏のジメジメは嫌なものですし、逆に冬のカラカラも困ります。珪藻土の壁は自然のチカラで、うまく湿度をコントロールできる、とても優れた性質を持っています。
脱臭できる
2つめの特長は臭いを吸収する点です。
そもそも臭いの正体は化学物質の分子で、それが鼻の嗅覚細胞に ぶつかることで、臭いを感じます。臭いの分子は空気中の水分子(湿気)に溶けるので、結果として湿気を吸収すれば臭いも消えます。逆に湿気を出すときは臭いも放出される心配もされますが、放出速度が極めて遅いため人間には臭いません。
お客様の中には竣工後、5年経っても犬・猫の臭いが気にならないと言う声もいただいております。
火に強い
融点は約1250℃とかなり火に強い性質を持っています。
もう一般家庭ではほとんど使われなくなりましたが、七輪コンロや断熱レンガの素材として利用されてきたくらい火に強いです。
完全な防火とまでは言えませんが燃えにくいので、被害を最小限に止められると思います。
色が豊富
人気のある漆喰と比べ、珪藻土は色のラインアップが豊富です。
漆喰は無機物なため冬になるとカルシウムイオンが表面に浮き出て白いムラが出る白華現象が起きるデメリットがあり、そのため白色系のものが多いのですが、珪藻土では顔料(着色料)を混ぜることで数十種類の色を出せます。
例えばベージュや白色といった基本色を使いながらアクセントに富んだ青やオレンジの使い分けも可能です。お部屋をお気に入りの色にできるかもしれませんのでお気軽にご相談ください。
寿正庵㈱は、奈良県香芝市に『珪藻土』に実際触れていただけるショールームがございます。平屋のショールームでお客様が将来建てられるお家をイメージしながら、珪藻土だけでなく、木材『吉野すぎ・ヒノキ』についても知っていただけます。
無理な勧誘はおこなっておりません。お家のことなら、是非ご相談くださいませ。